特集「積雪寒冷地における緑化工技術の課題解決に向けて」原稿募集について

日本緑化工学会誌 第42巻第3号に掲載予定

日本緑化工学会積雪寒冷地緑化研究部会が主体となり,本誌の第31巻第4号・第32巻第3号で特集「積雪寒冷地における緑化工技術の現状と課題(T)(U)」が企画されてから,すでに10年が経過しました。
一般に積雪寒冷地では,冬期間の寒冷な気候や積雪深・積雪時期の違いなどによって,植物の生理的な凍結害はもとより,のり面を含めた基盤土の凍結・凍上被害にも深刻に影響します。こうした古くて新しい問題とは別に,たとえば北海道ではこの10年の間に外来生物法(2005年)をふまえた措置として,のり面緑化の主要な外来草本植物であったトールフェスク(ケンタッキー31フェスク)の使用が控えられました。北海道・東北以外の地域でも,外来草本植物や自生種(地域性種苗)の導入などをめぐって解決すべきさまざまな問題が考えられます。このように,積雪寒冷地のような特殊な気象条件下で緑化工技術上の課題を解決するためには,全国一律の設計指針にもとづく対応とは異なる「特区」的なものの考え方が必要です。
この特集では,こうした現状をふまえて,のり面緑化と保全上の諸問題に関する調査研究事例,導入植物種の相違・変更に伴う長期モニタリングの事例,自然環境保全の視点からの地域性種苗の導入事例など,積雪寒冷地の緑化工技術に関する“地域ルールづくり”を推進していく上で参考となるような貴重なデータを有する原稿を広く募集します。多くの会員各位からの原稿の積極的な投稿をお待ちしています。

積雪寒冷地緑化研究部会・学会誌編集委員会

申し込み・お問合せ
著者・連絡先(E-mail),原稿種別,表題,要旨(100〜200字程度)を下記までご連絡ください(投稿原稿の際に多少の変更は可能です)。
日本緑化工学会誌「積雪寒冷地における緑化工技術の課題解決に向けて」 編集担当
加藤 顕  E-mail: akiran(あっと)faculty.chiba-u.jp  (あっと)を@に変換して下さい
申込締切  2016年7月15日
 
1. 原稿種別
論文,短報,総説,技術報告または技術資料
2. 原稿の投稿
原稿を本紙の「投稿規程」,「執筆要領」に従って作成ししてください。投稿連絡票の「原稿の種別」の上に「積雪寒冷地特集」と記載し,上記期日までに投稿してください。 「投稿規程」「執筆要領」「投稿連絡票」は下記リンクから該当ページをご参照下さい。投稿連絡票もこのページの最下部よりダウンロードできます。
投稿規定・執筆要領
3. 原稿締切
2016年8月末日
4.原稿の送付先
完成原稿(電子ファイル)を下記の編集管理部までメールで送付願います(ファイルが10MB以上になる場合には,いくつかに分けて送信してください)。 その他の方法で投稿される場合には,編集担当まで事前に一度ご確認ください。
日本緑化工学会 編集管理部  E-mail: office-ed(あっと)jsrt.jp
〒113-0001 東京都文京区白山1−13−7 アクア白山ビル5階
掲載予定
日本緑化工学会誌 第42巻第3号(2017年2月刊行予定)
その他
投稿料・掲載料ともに,学会員は無料です。超過ページ・カラーページは著者負担とします。非学会員の方につきましては,編集担当までお問合せ下さい。

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