熊本・阿蘇地域における活動

阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト
プロジェクトの経緯・活動の概要
2018年のプロジェクト 活動について
  2018年秋季の現地活動:ススキ等種子採取の日程が決まりました <2018.10.26-29>
2017年のプロジェクト 活動報告
緑化等に使用する植物の採取(移動)範囲についての見解
連絡・問い合わせ先 生態・環境緑化研究部会
関連ページ
2018年2月 43巻3号掲載特集「緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか」

「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」

阿蘇カルデラの草原・地産資材の活用と小規模表層崩壊地復旧の活動

阿蘇の外輪山で地域性種苗を採種、活用を推進しています。
活動に賛同して頂ける方のご参加、ススキ等の地域性種苗の配布も可能です。
関心のある方はお問い合わせ下さい。
メールアドレス aso-pro★jsrt.jp    ※ ★を@に置き換えて下さい

 

パンフレット 活動紹介/ススキの地域性解説
  (表面)阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト
  −生態系に配慮した緑化/地域性種苗の利用・普及に向けて−
(裏面)草原構成種「ススキ」の地域性系統についての見解

← 画像クリックで両面のpdfファイルがダウンロードできます
※“阿蘇の草原”の復元対象となる地理的範囲や目標植生についての考え方、草原の主要構成種でもある「ススキの地域性」については、 43巻3号掲載特集「緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか」の 8.「阿蘇周辺自然公園の草原再生に関する種苗の使用範囲についての見解」 −生態・環境緑化研究部会 に詳しく解説があります。
あわせてご参照下さい(上テキストからファイルに直接リンクしています)。特集全体はページ下部をご覧下さい。
 
日本緑化工学会誌43巻4号 技術報告
 「阿蘇の草原再生への活用を目指したススキ種子現地採取の試み」
 −吉原敬嗣・入山義久
阿蘇の草原(波野)で採取した、ススキの種子について、作業,精選作業,性状調査の結果を一事例として報告した技術報告が掲載されました。上記リンクからpdftファイルをダウンロードしてご覧頂けます。

「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」の経緯と概要

プロジェクトの経緯と概要

 生態・環境緑化研究部会では、2017年3月18日,19日に熊本県内にて現地見学会およびシンポジウムを開催しました。その準備等で訪問していた相手先とのやりとりから、草原の管理方法、植物資源の活用について相談されていたことがきっかけとなり、草原の植物資材の活用/復旧事業への活用拡大とそのための研究活動および情報提供などを目的とした現地活動を実施することに致しました。目的に賛同する正会員、学生会員、賛助会員のみなさんは、各自の調査、研究、その他、必要経費を支払うことで自由に参加可能です。
 実際の活動内容や日程はこのホームページで告知し、参加者を募集します。活動内容の報告、結果も随時更新・公開致します。関心のある方はお気軽にお問い合わせ、ご参加下さい。

目的
草原・地域性の草本類を活用することにより、多様性豊かな草原生態系、草原構成種の保全・再生、地産資材や地域性植物材料の活用に寄与することを目指しています。
おもな活動地
ワークショップなど:阿蘇市波野地区の体験施設「なみの高原やすらぎ交流館」を拠点とさせて頂きます。
阿蘇市周辺の牧野組合管理草地(立入・活動の承認を頂いた管理地)をサンプル採取、種子採取の対象地とします。

活動内容の概要

 2017年から、草原の植物を観察し、草原生態系の維持管理について学ぶためのワークショップを何回か開催します。 その際に遺伝子の分析や種苗の活用に資するための調査を同時に行う予定です。
 秋季には、輪地切り(野焼きの準備のために境界付近のかりはらいを行い、刈った草を焼いて処理します)の頃に合わせて現地活動を企画し、種子採取や採取効率の調査などを行います。

活動予定内容
1.草原の表層・小規模崩壊地の修復作業の実施(組合と協議しながら実施)
2.草原および構成植物の現地調査、サンプル採取(各自の目的に応じて実施可能)
3.地域の方、関連団体を対象に観察会・ワークショップを年数回開催予定
4.採取する地域性植物資材の活用を検討。種子の性状および採取効率等の調査
 ・緑化工事に使用するための材料として、ススキの種子採取を行います
 ・産地の保証  採種した種子は地域性を把握したものとして、証明書を発行します
5.地元の方が活用拡大を希望する場合は適宜、アドバイス・協働作業を行う
その他、会員各自の目的により日程内容については応相談
採種した種子の 周辺地区での緑化工事/試験施工等への利活用の促進
緑化工事等でススキ種子を使用する計画をお持ちの方はぜひお問い合わせください。ススキ以外の植物種子をお探しの方もご相談ください。

 

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2018年の活動

2018年も、概ね2017年と同様の活動を計画しています。
受入牧野である波野・荻岳周辺の花暦(仮)を作成して提供したいと考え、年間を通じた調査・踏査を継続中です。
関心のある方のご参加、また、ススキ等の種子・種苗のお問い合わせがありましたらご連絡・お問い合わせ下さい。

そのほか下記内容を中心目標に、それぞれの担当者(会員)が検討を進めています。

2018年8月10日〜13日 現地活動: 草原再生・環境学習の実施

2018年8月、国際ボランティアNICEのみなさん(特定非営利活動法人 NICEが企画実施するワークキャンプの参加者)と、やすらぎ交流館、牧野組合との協力により、荻岳のウォーキングトレイルの修復作業、草原の再生への試行活動などを行いました。

2018年9月15日〜16日 第49回大会にてポスター発表(研究交流)

日本緑化工学会第49回大会において、プロジェクトメンバーにより、これまでのプロジェクトの成果と経過について、ススキ種子の採取から性状調査の結果を中心にポスター発表を行いました。

日本緑化工学会第49回大会 研究交流発表
「“阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト” 草原再生への活用を目指したススキ種子現地採取の試み−採取から性状調査まで−」
(○吉原敬嗣・紅大貿易株式会社、入山義久・雪印種苗株式会社、内田泰三・九州産業大学、小野幸菜・東興ジオテック株式会社、田中淳・国土防災技術株式会社、津田その子・中部電力株式会社、橘 隆一・東京農業大学、今西純一・大阪府立大学、中村華子・緑化工ラボ、中島敦司・和歌山大学)

 

2018年10月26日〜29日 現地活動:ススキ種子採取など

以下の日程で阿蘇市にて現地活動を行います。ススキの種子採取、現地調査を中心に行います。
今年も現地活動前に会員等(活動に賛同する方からのお問い合わせ、ご相談は会員かどうかにかかわらず歓迎します)から頂いたご相談に応じて、採取した種子を実費でお分けします。希望量が多い場合は作業分担が可能かどうか等含めて相談の上、配分量を決めることになりますので、できるだけ早めにご相談下さい。

 

現地活動の日程概要
日程 作業内容など 備考・その他
10月26日 荻岳の状況視察,翌日の採取場所決定,採種用の備品購入 やすらぎ交流館、牧野組合他と打ち合わせ
  (準備・調査:幹事メンバーを中心に活動予定) 宿泊:やすらぎ交流館
10月27日 中江牧野組合様管理地にて ススキ等の種子採取  
(活動日) 参加会員+その他参加者による現地作業 宿泊:やすらぎ交流館
10月28日 中江牧野組合様管理地にて ススキ等の種子採取  
(活動日) 参加会員+その他参加者による現地作業 宿泊:やすらぎ交流館
10月29日 採取した種子の調整、配送作業
幹事メンバー+参加可能な会員で活動
今回の現地活動で予定している調査内容について

今回の現地活動では、以下のような内容を確認、検討する予定です。

会員参加者はその他、自由な内容の活動をして頂くこともできますので、参加の問い合わせ、お申し込みの際に、検討している活動内容の相談をして下さい。 本プロジェクトの活動として採用できるかどうか、また、現地の関係者や牧野組合様などとの事前調整が必要な場合もありますので、事前に担当者にご連絡頂いた上で検討させて頂きます。 詳しくはお問い合わせ下さい。 牧野へ無断で立ち入ることのないよう願います。必ず事前にご連絡下さい。

 

2017年の活動

2017年は、災害復旧工事での地域性種苗の活用を目指したススキ種子の採取、小規模崩壊地の復元作業の試行実施等を行いました。採取したススキの種子は24kgあり、発芽率は53%でした。証明書を付けて活動参加者へ実費で配布しました。

 春〜夏季 ・ススキ採種に向けた現地打合せ、調査
・阿蘇市内の小学生を対象にした観察会の実施
・崩壊地復元作業試行実施など

 小規模崩壊地

 草原復元活動
 秋〜冬季  ・ススキ採種、精選作業、性状調査、発芽試験
 ※ 2017年度産ススキ種子は10万円/kg(完売)
 ※ 発芽率:53%

阿蘇産のススキ種子

 種子品質証明書

 

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問い合わせ・主催

生態・環境緑化研究部会 /阿蘇ワーキングチーム

 aso-pro★jsrt.jp   ※ ★を@に置き換えて下さい

日本緑化工学会 生態・環境緑化研究部会

企画・主催: 日本緑化工学会 生態・環境緑化研究部会

部会長:中島敦司(和歌山大学) 担当理事:中村華子
(連絡先)  〒160-0015 東京都新宿区大京町25 高橋ビル402 緑化工ラボ内
 電話:03-3341-3953 Fax.03-5362-7459

種子性状調査・現地採種活動担当

 入山義久 雪印種苗株式会社 , 吉原敬嗣 紅大貿易株式会社

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活動対象地について/概要地図

阿蘇の草原
外輪山の天空の道。美しい草原が続きます 活動/採取地・荻岳からの展望
概要地図

 

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「緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか」日本緑化工学会誌第43巻3号(2018年2月)特集

2018年2月 学会誌43巻3号に関連特集を企画・掲載

「緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか−阿蘇における復元と種苗確保の取り組み」

2017年9月にELR2017名古屋にて開催した生態・環境緑化研究部会の研究集会 【緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか】 の内容 および 2017年から行っている「阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクト」の概要、経過報告などをとりまとめた特集記事を学会誌43巻3号(2018年2月28日発行)に掲載しました。
特集のpdfファイルをダウンロードして頂けます (下記8編全文を一括でダウンロード 1.8MB)
また、それぞれの記事は以下のリンクから、各ファイルごとにダウンロードして頂けます。(pdfファイル)

1.研究集会「緑化用種苗のトレーサビリティをいかに確保するのか」の概要および本特集の構成
2.緑化植物調達の現状と規格・規制等について・苗木生産の現場から  西野文貴
3.緑化植物調達の現状と規格・規制等について−輸入種子取り扱いの現場から  吉原敬嗣
4.遺伝的地域性に配慮した種苗供給の必要性とトレーサビリティの確保  今西純一
5.地域性種苗の種子調達における課題と今後に向けた提案  津田その子
6.阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクトの経緯と活動紹介  中村華子
7.阿蘇小規模崩壊地復元プロジェクトの2017年活動報告  生態・環境緑化研究部会 阿蘇ワーキングチーム
8.阿蘇周辺自然公園の草原再生に関する種苗の使用範囲についての見解  生態・環境緑化研究部会

関連ページ

2017年3月開催 シンポジウムおよび現地見学会

「熊本地震災害から学ぶ“緑”の役割とその再生」

 2017年3月17日 現地見学会(熊本県、阿蘇カルデラ周辺)、3月19日 シンポジウム(熊本県熊本市)、および
日本緑化工学会誌 第42巻第4号(2017年5月発行)に掲載した「シンポジウムおよび現地見学会の報告」が掲載されています。(学会誌掲載報告はpdfファイルをダウンロードして頂けます)
 また、4月15日 防災学術連携体・熊本県 共催シンポジウム「熊本地震・1周年報告会」の発表についてのご報告もこちらからご覧頂けます。

企画・主催: 日本緑化工学会 生態・環境緑化研究部会

生態・環境緑化研究部会の活動 および メンバー・連絡先などはこちらもご参照下さい。

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