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日本緑化工学会では、国際会議「都市における生物多様性とデザイン」(URBIO2010)を受けて,生物多様性豊かな都市へ向けての議論を発展させるために,以下の連続シンポジウムを企画します。
関心あるすべての皆さまの参加を期待いたします。
国際生物多様性年の今年,5月18日〜22日の会期で,国際会議「都市における生物多様性とデザイン」が名古屋市にて開催されました。
その結果をフォローアップし,生物多様性の保全及び改善に関わる技術と政策についての議論を発展させるために,次の二つの研究集会を開催することにしました。人と自然のよりよい関わりを築く学術について,会員外の皆さんも含め,広く討論を呼びかけます。
趣旨
わが国は成熟社会に入り,新しい国土のあり方が問われている。その際のキーワードの一つは「持続可能性」であるが,その観点から,自然環境の保護や創出のほかに,再生の重要性が指摘されている。本学会でも,環境アセスメント法や地域性種苗の取組,自然再生事業に関連した集会・シンポジウムを企画してきた。この集会では,緑化工学の今後の発展の鍵として,環境生態再生学(ecological restoration)の学問と可能性を改めて検討したい。
基調講演では,米国よりカーン・ユーイング教授をお迎えし,環境生態再生学が伝統的学問体系といかなる関係を持ち,どのような新たな視点を加えながら米国で展開しているのか紹介いただく。加えて,わが国で進んでいる取組を参考にして,その可能性について討論したい。
趣旨
世界の都市人口割合は増加し続けており,その生物多様性に対する影響は増大している。
一方で,生物多様性は難しいという評があり,都市の身の回りにおけるわかりやすい生物多様性指標についての期待が大きい。学術と産官民が連携して提案を検討する。