平成27年(2015年)公開シンポジウム

東北地方太平洋沖地震から4年4ヶ月の2015年7月11日,日本緑化工学会では公開シンポジウムを開催致しました。

  シンポジウムポスター
 ↑ 画像をクリックすると、大きいサイズのシンポジウムチラシをダウンロードできます(pdfファイル)

平成27年 公開シンポジウム「海岸林再生の現状と課題」

概要:

2011年3月11日に発生した巨大地震によって千年に1度の確率と言われる大津波が発生し,太平洋沿岸の海岸林に未曾有の被害をもたらしました。多くの海岸林が被害を受けた後で,様々な検証がされていくなか,改めて津波抑制効果や飛砂防止効果,漂流物捕捉効果,防風抑制効果,景観効果等の海岸林が有する役割が注目されるようになり,海岸林の大切さが再認識されるようになっています。防災機能を持たせた強い海岸林をつくるために必要となる植栽盛土については,先人から受け継がれた技術の蓄積が少なく,また,大規模な造成が必要ということもあり,手探りで事業が進められている現状があります。
日本緑化工学会では,このような現状を改善するため,現状調査の報告とその改善策の提案,また関係者との共通認識を深めるためにシンポジウムを開催します。

日 程: 平成27(2015)年7月11日(土) 13:30〜16:30 (13時開場)
場 所: 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 310 教室
    東京都渋谷区代々木神園町3-1
定 員: 160名 (会場定員:160名)
参加費: 無料
プログラム
13:30〜 あいさつ  日本緑化工学会会長 柴田昌三
13:35〜 趣旨説明  日本緑化工学会防災緑化研究部会長 阿部和時
13:40〜 海岸林の現状と将来像
      太田猛彦 (東京大学)
14:00 〜 津波による海岸林の被害と海岸林再生で盛土をする理由
      坂本知己 (国立研究開発法人森林総合研究所 東北支所)
14:20 〜 千葉県の海岸盛土造林と多樹種植栽の取組み
      小林達明 (千葉大学)
14:40 〜 陸前高田での海岸防災林盛土造成試験地における成功に向けた取り組み
      長谷川秀三 (ジオグリーンテック株式会社)
15:00 〜 15:10 休憩(ディスカッションでの話題アンケート回収)
15:10 〜 盛土を伴う海岸防災林復旧工事と植栽までの手順
      村上卓也 (仙台森林管理署海岸防災林復旧対策室)
15:25 〜 福島県の海岸林復興の現状と課題
      鈴木明 (福島県農林水産部森林保全課)
15:40 〜 宮城県の海岸林復興の現状と課題
      橋壯輔 (宮城県農林水産部森林整備課)
15:55 〜 16:00 休憩
16:00 〜 16:30 討論 コーディネーター:吉崎真司(東京都市大学)
 
問い合わせ・お申込み
お問い合わせ:日本緑化工学会 企画・事業部会

部会長:大藪崇司 (兵庫県立大学緑環境景観マネジメント研究科)
  E-mail: takashi_oyabu(あっと)awaji.ac.jp ※(あっと)を@に直して下さい

日本緑化工学会 公開シンポジウム

企画: 日本緑化工学会防災緑化研究部会  部会長:阿部和時(日本大学生物資源科学部)

後援: 国土交通省、環境省、林野庁、宮城県、福島県、公益社団法人国土緑化推進機構、
  公益社団法人宮城県緑化推進委員会、公益社団公人福島県森林・林業・緑化協会、日本林業技士会

| このサイトについて | お問い合わせ |