研究部会の活動紹介 斜面緑化研究部会

斜面の安定を基本として,破壊・改変された生態系の早期回復を図ることにより,環境改善,景観保全を行う技術開発に関係する最先端の研究を行い,情報発信すること。それが,斜面緑化研究部会の役割です

「斜面緑化研究部会」とは?
「斜面緑化研究部会」のスタッフ
「斜面緑化研究部会」の活動内容・活動予定
勉強会 生物多様性保全に配慮した緑化事例 (5) <2017.6.30>

  連絡先: 山田  守  yamada-mamoru(at)jcom.zaq.ne.jp  ※ (at)は@に変換してください

斜面緑化研究部会とは?

 斜面には,自然の営力で形成された「自然斜面」と,開発など人間の力によって生じた「人工斜面」(法面,のり面)があります。これら斜面に生じる緑(広くは自然)の構造や仕組みを研究したり,裸地化した斜面への緑の導入技術や,より好ましい緑になるよう遷移を進めたり現状を維持したりする緑の管理技術を研究するのが斜面緑化研究部会です。

 これまでは,道路,宅地,ダムなどの開発に伴って生じる裸地法面(人工裸地斜面)や山崩れなどによって生じる天然裸地斜面などに対する植生の再生・復元方法の研究が主にされてきました。現在では,緑の質さえ問わなければ,どのような場所でも,どのような時期でも緑化できるようになっています。

 しかし,最近,斜面緑化技術の流れは次のような点で大きく急速に変わりつつあります。以下は初代部会長の山寺喜成先生(信州大学農学部)の言葉をまとめたものです。

(1) 播種工による早期樹林化
 これまでの草主体の急速緑化方式から播種工(はしゅこう,植物の種子を緑化対象地に直接播く方法)を基本とする早期樹林化方式への転換がされつつあります。「播種工による早期樹林化」は,生態系の回復が速まる,防災的に強い植物群落ができる,景観保全に有効である,などの理由から,最近特に注目され,各地で盛んに行われるようになってきています。
 しかし,今後解決しなければならない技術的な研究課題も多くあります。1)播種工により導入可能な樹種を増やすことなど,導入樹種の繁殖特性や繁殖方法,さらには貯蔵方法に関して,2)複層林構造の形成,多様性に富む群落の形成,遷移促進や修正の技術の確立など,植物の組み合わせに関連した植物の生理・生態的特性の解明やその具体的な施工・管理方法に関して,3)導入植物の特性に適合した生育基盤の材料や組み合わせ,後述の極強酸性地やダム等の湛水面裸地をはじめ特殊地域に対する適用性の向上・拡大を図るなど緑化技術の改善に関して,などが大きな研究課題として挙げられます。

(2) 環境保全・環境改善により有効な植物群落の造成
 第2は緑化目的についての認識の変化です。これまでは斜面の地表を保護する(土壌侵食の防止)ことが主な目的でしたが,最近は自然環境の保全,生態系の早期回復などの目的を優先することが一般に認識されるようになり,環境保全のための緑化が行われるようになりました。例えば,騒音防止や景観保全のために道路の両側に積極的に盛土法面を造り,これを植物で覆う方法,つまりジオテキスタイル工法(補強盛土工法)を用いた「植生擁壁工」が普及しつつあります。
 反面,問題の多い施工も増えてきています。例えば,1)法面内部の風化を促進し崩壊を誘発するような切土面への樹木植栽,2)莫大な経費と労力がかかり,また自然にはあり得ない急斜面への必要以上の厚い客土,3)長期維持が困難で防災的にも弱い草花の導入,4)斜面の長期安定に問題が多い腐りやすい丸太や竹など自然の資材を用いた簡易編柵工,5)切土面などやせた土地では生長が遅く自然回復がかえって遅れる潜在自然植生の単一植栽,などが挙げられます。

(3) 特殊な緑化困難地に対する緑化技術
 第3は特殊な緑化困難地,例えば極強酸性地,ダム等の湛水面裸地,積雪高寒冷地,コンクリート・モルタル吹付法面,火山噴火に伴う荒廃山地などに対する緑化の要望が強くなり,これらに対応できる新しい工法が開発されつつあることです。
 例えば,1)極強酸性地に対しては永続する中和方法が考案され成果を上げつつあります。2)湛水面裸地では耐水性に優れた生育基盤の造成や空気を保持することを考えた緑化基礎工が考案されています。3)積雪高寒冷地では耐侵食性に優れた生育基盤を造成する工法により樹木の播種工による導入が各地で試行されています。4)コンクリート・モルタル吹付法面に対しては法面の長期安定を図り,しかも造成した生育基盤を強固に固定する各種の工法が開発されています。5)火山噴火に伴う荒廃山地などに対しては水を使わない航空緑化工としてコーティング種子を使用する方法が開発されています。

 斜面緑化は,斜面安定を基本として,破壊・改変された生態系の早期回復を図ることにより,環境改善,景観保全を行うものといえます。従って,研究の方向は,自然の緑が持つ斜面安定・防災機能の解明,自然により近い群落の構造解明と造成,防災的機能の向上とその評価,遷移コントロール,環境と調和する群落構成,多様性の再生など,理学的解明と施工・管理技術の研究の両面から進め,両者が結びつくことが重要です。

斜面緑化研究部会のスタッフ

<部会長>
山田  守   SPTEC・YAMADA  yamada-mamoru(at)jcom.zaq.ne.jp  ※ (at)を@に変換してください

<幹事>
福永健司(東京農業大学)
藤原宣夫(大阪府立大学)
今西純一(京都大学)
橘 隆一(東京農業大学)
田中 淳(国土防災)
中村 剛(日本植生)
吉田 寛(東興ジオテック)

斜面緑化研究部会の活動

最新情報

生物多様性保全に配慮した緑化事例 勉強会(第5回)

 近年,斜面・法面緑化工の分野では,生物多様性保全に配慮した緑化の重要性が指摘されていますが,実際の現場では,相変わらず外来緑化植物による緑化が主流です。斜面緑化研究部会が過去に開催した研究集会では,市場単価による発注システムの課題,緑化材料(森林表土,地域性種苗)の確保や取扱いの課題,施工後の不明確な評価基準など,さまざまな課題が指摘されていますが,もう一つ,本質的な課題として研究者・技術者の不足が挙げられます。
 そこで,斜面緑化研究部会では,特に若手の研究者・技術者の育成を主眼として,緑化工に係る研究,開発,計画,設計,施工などの話題提供を頂き,課題の認識,解決策の検討などについて,ゆっくりと議論する場として“勉強会”を開催しています。今回は,第5回目として,東京農大で開催いたします。今までの研究部会で報告された内容のまとめ,法面に生育する樹木の維持管理について議論する予定です。ぜひ,多くの皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

1. 開催日時: 2017年6月30日(金)15:00〜17:00(予定)
  終了後に親睦会を予定しています。
2. 開催場所: 東東京農業大学 世田谷キャンパス 1号館 1階  111教室
  東京都世田谷区桜丘1-1-1 (小田急線 経堂駅より徒歩約15分)
  アクセス案内 : http://www.nodai.ac.jp/access/index.html
3. 主催 : 日本緑化工学会 斜面緑化研究部会
4. 参加費 : 無料

プログラム

話題提供1 山田 守(SPTEC YAMADA)
   「法面に生育する樹木の維持管理の現状と課題」
話題提供2 橘 隆一(東京農業大学地域環境科学部)
   「これまでの勉強会の振り返りと課題の抽出」
司会進行 山田 守

申込・お問い合わせ

配布資料の印刷部数を把握する都合上,下記にEメールにて,6月28日(水)までに参加申し込みください。
 申込先:橘 隆一(東京農業大学地域環境科学部 森林総合科学科)
 e-mail:r3tachib(at)nodai.ac.jp ※(at)を@に直してください

--------------------
ページ上部へ戻る
生物多様性保全に配慮した緑化事例 勉強会(第4回)−これでいいのか自然侵入促進工−

近年,斜面・法面緑化工の分野では,生物多様性保全に配慮した緑化の重要性が指摘されていますが,実際の現場では,相変わらず外来緑化植物による緑化が主流です。斜面緑化研究部会が過去に開催した研究集会では,市場単価による発注システムの課題,緑化材料(森林表土,地域性種苗)の確保や取扱いの課題,施工後の不明確な評価基準など,さまざまな課題が指摘されていますが,もう一つ,本質的な課題として研究者・技術者の不足が挙げられます。 そこで,斜面緑化研究部会では,特に若手の研究者・技術者の育成を主眼として,緑化工に係る研究,開発,計画,設計,施工などの話題提供を頂き,課題の認識,解決策の検討などについて,ゆっくりと議論する場として“勉強会”を開催しています。勉強会は,第1回(2016年6月,東京農大),第2回(2016年10月,京都府大),第3回(2016年12月,東京農大)と開催し,今回,第4回目として,京都大学で開催いたします。今回は,自然侵入促進工をテーマに現状や課題について議論する予定です。ぜひ,多くの皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

1. 開催日時: 2017年3月31日(金)16:00〜18:00(予定)
2. 開催場所: 京都大学農学部総合館3階 W306講義室
  住所 京都市左京区北白川追分町
  アクセス案内 http://www.kais.kyoto-u.ac.jp/japanese/access/
3. 主催 : 日本緑化工学会 斜面緑化研究部会
4. 参加費 : 無料

プログラム

話題提供1 吉田 寛(東興ジオテック株式会社)
   「生物多様性保全に配慮した緑化の基礎知識」
話題提供2 中村 剛(日本植生株式会社)
   「自然侵入促進工の事例報告と技術的課題」
話題提供3 山田 守(SPTEC YAMADA)
   「自然侵入促進工における意図しない植物の侵入事例」
司会進行 吉田 寛(東興ジオテック株式会社)

申込・お問い合わせ

配布資料の印刷部数を把握する都合上,下記にEメールにて3月29日(水)までに参加申し込みください。
 申込先:橘 隆一 東京農業大学地域環境科学部 森林総合科学科  電話 03-5477-2274
 e-mail:r3tachib(at)nodai.ac.jp ※(at)を@に直してください

--------------------
ページ上部へ戻る
生物多様性保全に配慮した緑化事例 勉強会(第3回)

近年,斜面・法面緑化工の分野では,生物多様性保全に配慮した緑化の重要性が指摘されていますが,実際の現場では,相変わらず外来緑化植物による緑化が主流です。斜面緑化研究部会が過去に開催した研究集会では,市場単価による発注システムの課題,緑化材料(森林表土,地域性種苗)の確保や取扱いの課題,施工後の不明確な評価基準など,さまざまな課題が指摘されていますが,もう一つ,本質的な課題として研究者・技術者の不足が挙げられます。
そこで,斜面緑化研究部会では,特に若手の研究者・技術者の育成を主眼として“勉強会”を企画しました。緑化工に係る,研究,開発,計画,設計,施工などの話題提供を頂き,課題の認識,解決策の検討などについて,ゆっくりと議論をしたいと考えています。ぜひ,多くの皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

1. 開催日時: 2016年12月9日(金) 16:30〜18:00(予定)
  勉強会終了後,親睦会を兼ねた自由討論の場を用意する予定です。
2. 開催場所: 東京農業大学 世田谷キャンパス 1号館 1階  112教室
  東京都世田谷区桜丘1-1-1 (小田急線 経堂駅より徒歩約15分)
  アクセス案内 : http://www.nodai.ac.jp/access/index.html
3. 主催 : 日本緑化工学会 斜面緑化研究部会
4. 参加費 : 無料

プログラム

話題提供1 山田 守(SPTEC YAMADA)
   「法面緑化におけるシカ被害の現状と課題」
話題提供2 田中 淳(国土防災技術株式会社)
   「緑化の失敗を考える 〜設計・施工から維持管理、ヒューマンエラーから本質的な失敗まで」
司会進行 吉田 寛(東興ジオテック株式会社)

申込・お問い合わせ

参加者人数の把握のため,下記にEメールにて参加申し込みください。なお,資料配布の都合上,前日の12月8日(木)までにご連絡お願いいたします。
 申込先:橘 隆一(東京農業大学地域環境科学部 森林総合科学科)
 e-mail:r3tachib(at)nodai.ac.jp ※(at)を@に直してください

--------------------
ページ上部へ戻る

日本緑化工学会誌第42巻第2号シンポジウム報告記事を掲載
「生物多様性に配慮した公共事業の推進にむけた取り組み」<2016.11.30発行>

1.生態・環境緑化研究部会/斜面緑化研究部会 合同シンポジウム(2016年7月3日 仙台市にて開催)
  「生物多様性に配慮した公共事業の推進にむけた取り組み」の報告
・シンポジウムの経緯と開催概要 中村華子
・話題提供の概要/意見交換と質疑応答/シンポジウムを終えて 小野幸菜
2.「自然公園における法面緑化指針」の概説 
    および 生物多様性に配慮した植物材料供給の最前線  入山義久
3.環境区分をベースとする斜面緑化の計画検討の必要性  吉田 寛

--------------------
ページのトップへ戻る
生物多様性保全に配慮した緑化事例 勉強会(第2回)「斜面緑化工における苗木植栽工の失敗事例 −計画,維持管理段階での課題の発見−」

第47回大会 研究集会

日程・会場

日 程:  2016年10月2日(日) 16:00〜17:00 (研究発表会2日目)
会 場: 京都府立大学 稲盛記念会館(教養教育共同化施設) 104講義室
  京都府京都市左京区下鴨半木町1-5  

内 容

近年,斜面・法面緑化工の分野では,生物多様性保全に配慮した緑化の重要性が指摘されているが,実際の現場では,相変わらず外来緑化植物による緑化が主流である。斜面緑化研究部会が過去に開催した研究集会では,市場単価による発注システムの課題,緑化材料(森林表土,地域性種苗)の確保や取扱いの課題,施工後の不明確な評価基準など,さまざまな課題が指摘されているが,もう一つ,本質的な課題として研究者・技術者の不足が挙げられる。
 そこで,斜面緑化研究部会では,特に若手の研究者・技術者の育成を主眼として“勉強会”を企画した。緑化工に係る,研究,開発,計画,設計,施工などの話題提供を頂き,課題の認識,解決策の検討などについて,ゆっくりと議論をしたい。今回は第2回目の勉強会として,苗木植栽工の失敗事例を題材として議論する。
 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

話題提供

「斜面緑化工における苗木植栽工の失敗事例 〜計画,維持管理段階での課題の発見〜」
 SPTEC・YAMADA 山田 守

企画・問い合わせ

斜面緑化研究部会  部会長 山田 守 
yamada-mamoru(あっと)jcom.zaq.ne.jp  ※(あっと)は@になおして下さい

--------------------
ページのトップへ戻る

生態・環境緑化研究部会と合同企画によりシンポジウムを開催 <2016.7.3>

生物多様性に配慮した公共事業の推進にむけた取り組み at仙台

生態・環境緑化研究部会と合同開催のシンポジウムを仙台市で開催しました。

合同シンポジウム 生物多様性に配慮した公共事業の推進にむけた取り組み

--------------------
ページのトップへ戻る
生物多様性保全に配慮した緑化事例 勉強会(第1回)

近年,斜面・法面緑化工の分野では,生物多様性保全に配慮した緑化の重要性が指摘されていますが,実際の現場では,相変わらず外来緑化植物による緑化が主流です。斜面緑化研究部会が過去に開催した研究集会では,市場単価による発注システムの課題,緑化材料(森林表土,地域性種苗)の確保や取扱いの課題,施工後の不明確な評価基準など,さまざまな課題が指摘されていますが,もう一つ,本質的な課題として研究者・技術者の不足が挙げられます。
そこで,斜面緑化研究部会では,特に若手の研究者・技術者の育成を主眼として“勉強会”を企画しました。緑化工に係る,研究,開発,計画,設計,施工などの話題提供を頂き,課題の認識,解決策の検討などについて,ゆっくりと議論をしたいと考えています。ぜひ,多くの皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要

日 程: 2016年6月10日(金) 17:00〜19:00(予定)
  勉強会終了後,親睦会を兼ねた自由討論の場も用意する予定です。
会 場: 東京農業大学 世田谷キャンパス 1号館 5階  511教室
  東京都世田谷区桜丘1-1-1 (小田急線 経堂駅より徒歩約15分)
  アクセス案内 : http://www.nodai.ac.jp/access/index.html
参加費: 無料

プログラム

趣旨説明
山田 守(SPTEC YAMADA)
事例報告
(1)吉原 敬嗣(紅大貿易株式会社)
  「昨今の種苗業者が取り扱う緑化用種苗」
(2)吉田 寛(東興ジオテック株式会社)
  「22年前に行われた切土法面のモデル施工について(仮題)」
司会進行 福永 健司(東京農業大学地域環境科学部 森林総合科学科)

申込・お問い合わせ

参加者人数の把握のため,下記にEメールにて参加申し込みください。なお,資料配布の都合上,前日の6月9日(木)までにご連絡お願いいたします。
申込先:斜面緑化研究部会 橘 隆一  e-mail:r3tachib(at)nodai.ac.jp ※(at)を@に直してください

今後の予定

この勉強会は3ヵ月に1度程度開催する予定です。今後の予定は下記の通りです。以降も継続的に開催する予定です。
第2回 勉強会  2016年9月(日本緑化工学会京都大会内にて)
第3回 勉強会  2016年12月(東京農大にて)

--------------------
ページのトップへ戻る

第46回日本緑化工学会大会・日本大学生物資源科学部において研究集会を開催

生物多様性に配慮した公共事業の推進にむけた取り組み

斜面緑化研究部会と生態・環境緑化研究部会は、第46回大会にて合同研究集会を企画しました。
研究集会の報告は、学会誌41巻(2016年発行)に報告を掲載する予定です。掲載後、当サイトからもダウンロードできるようにします。 当日のプログラムはこちらをご覧下さい。

研究集会 生物多様性に配慮した公共事業の推進にむけた取り組み <2015.9.26開催>

概要 日本緑化工学会では、地域性の植物資源を用いた緑化・自然再生の事例・問題提起などを収集し、公開してきました。緑化植物における外来植物から地域性在来植物への転換、侵食防止を主目的とした緑化から生物多様性の保全に配慮した自然回復への転換、等に向けた取り組みを進めて参りましたが、課題解決にはまだ道半ばです。
今回、国土交通省と環境省において外来種対策を目的として取り組んでいる、指針の作成や調査に関する取り組みを紹介して頂くと共に、先進緑化事例からみた、社会的課題やその解決方法を議論しました。

研究集会の概要
日程: 2015年9月26日(土)15:00〜17:00
会場: 日本大学生物資源科学部 1号館4F/141講義室(第46日本緑化工学会大会会場)
プログラム
開催趣旨の説明 中島敦司 生態・環境緑化研究部会長
話題提供
 1. 「自然公園における法面緑化指針の検討状況」
   吉田 祥子 環境省自然環境局 国立公園課
 2. 河川における特定外来生物(陸生植物)等の定着の傾向とその分布拡大の抑制について
   栗原 正夫 国土交通省国土技術政策総合研究所 緑化生態研究室
 3. 生物多様性保全に配慮した先進緑化事例の紹介
   〜その経験から提案する公共事業の計画から検査・維持管理において改善すべき問題点〜
   山田  守 斜面緑化研究部会 部会長
質疑応答・意見交換 話題提供者を中心にして、パネルディスカッション

--------------------
ページのトップへ戻る
斜面緑化研究部会 研究集会「斜面緑化研究部会がめざす法面緑化の新たなルール作り」(その3)
  −法面の自然回復緑化の最前線 モニタリングと評価−

斜面緑化研究部会は,2004年に「のり面における自然回復緑化の基本的考え方のとりまとめ」を発表して以降,斜面における自然回復緑化にスポットを当てた研究集会やシンポジウムを開催し,議論を重ねてきた。斜面緑化に対するさまざまな問題点が指摘される中で,“緑化目的・目標が不明確であること”,“緑化目的・目標に適合した検査基準が整備されていないこと”が,早急に解決すべき大きな課題であるとの認識に至っている。
従来の侵食防止を主目的とする早期全面緑化と,地域生態系の回復を主目的とする自然回復緑化では,工事での取り組み方法は大きく異なり,自然回復緑化では緑化目的に応じた施工法,検査法,維持管理が必要である。こうした基本的な考え方が非常に曖昧であるために,現場で混乱が生じていると理解された。
本研究集会では,平成24年1月31日(東京代々木),平成24年9月10日(東京農大)に実施した研究集会「斜面緑化研究部会がめざす法面緑化の新たなルール作り」に引き続き,第3回目として,最近の自然回復緑化事例に対するモニタリングおよびその評価について報告する予定である。

開催概要

日 程: 2013(平成25)年1月29日(火) 13:30〜16:00 (13:00受付開始)
会 場: 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟1F
  東京都渋谷区代々木神園町3-1  (小田急線参宮橋駅下車 徒歩7分)
 ※会場では,12:40までNPO法人日本緑化工協会開催の緑化工技術講習会が開催されています。
  本研究集会は,この緑化工技術講習会と同じ会場にて13:00より受付を行ないます。
参加費(資料代): 一般 1,000円 学生500円 (事前申し込み不要です)
 ※NPO法人日本緑化工協会の技術講習会に参加される方は無料です

プログラム(予定)

趣旨説明
山田 守(SPTEC YAMADA)
話題提供 (緑化事例のモニタリングと評価)
(1)話題提供@ 吉田 寛(東興ジオテック株式会社)
(2)話題提供A 高橋 徳(ライト工業株式会社)
(3)話題提供B 田中賢治(国土防災技術株式会社)
(4)話題提供C 山田 守(SPTEC YAMADA)
総合討論  総合司会 山田 守(仮)

問い合わせ

日本緑化工学会斜面緑化研究部会長 山田 守 e-mail:yamada-mamoru(at)tcat.ne.jp ※(at)を@に直してください


--------------------

ページのトップへ戻る

ELR2012東京(第43回大会)において研究集会を実施

斜面緑化研究部会 研究集会「斜面緑化研究部会がめざす法面緑化の新たなルール作り」(その2)
  −法面の自然回復緑化の最前線 モニタリングと評価−

斜面緑化研究部会は,日本緑化工学会が2002年に公表した「生物多様性保全のための緑化植物の取り扱い方に関する提言」を受けて,2004年に「のり面における自然回復緑化の基本的考え方のとりまとめ」を発表して以降,斜面における自然回復緑化にスポットを当てた研究集会やシンポジウムを開催し,議論を重ねてきた。
斜面緑化に対するさまざまな問題点が指摘される中で,“緑化目的・目標が不明確であること”と“緑化目的・目標に適合した検査基準が整備されていないこと”が大きな問題であり,早急に解決すべきことがあぶり出されてきた。従来の侵食防止を主目的とする早期全面緑化と,地域生態系の回復を主目的とする自然回復緑化では,工事での取り組み方法は大きく異なり,自然回復緑化では緑化目的に応じた施工法,検査法,維持管理が必要である。こうした基本的な考え方が非常に曖昧であるために,現場で混乱が生じていると理解された。
本研究集会では,平成24年1月31日に実施した研究集会「斜面緑化研究部会がめざす法面緑化の新たなルール作り」の第二弾として,最近の自然回復緑化事例に対するモニタリングおよびその評価について報告する予定でいる。

日 程: 2012年9月10日(月) 10:30〜12:00
会 場: 東京農業大学世田谷キャンパス 1号館142教室
--------------------
斜面緑化研究部会 研究集会「斜面緑化研究部会がめざす法面緑化の新たなルール作り」

これまで斜面緑化研究部会では,日本緑化工学会によりまとめられた「生物多様性のための緑化植物の取り扱い方に関する提言(2002)」を受けて,「のり面における自然回復緑化の基本的考え方のとりまとめ(2004)」を発表して以降,斜面の自然回復緑化の課題にスポットを当てた研究集会やシンポジュームを開催して議論してきました。
さまざまな問題が指摘される中で,早期に解決すべき課題として,“緑化目的・目標が不明確であること”,“緑化目的・目標に適合した検査基準が整備されていないこと”に大きな原因があることがあぶり出されてきました。従来の侵食防止を主目的とする早期全面緑化と地域生態系の回復を主目的とする自然回復緑化では,工事での取り組みは大きく異なり,必然的に緑化目的に応じた施工法,検査法,維持管理が必要になります。しかし,現在はこうした基本的な考え方が非常に曖昧なため,現場が混乱しているのが実状であると理解しています。
そこで,斜面緑化研究部会では,新たな緑化目的・目標の設定の考え方,また,それに適合した工事の取り組みや検査基準のあり方について,今後具体的な提案を行いたいと考えており,参加者の皆様から,広くご意見をいただきたいと思います。

開催概要

日 程: 平成24(2012)年1月31日(火) 13:30〜16:00 (13:00受付開始)
場 所: 国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟1階
     東京都渋谷区代々木神園町3-1 (小田急線参宮橋駅下車 徒歩7分)
会場の案内はこちらをご覧下さい(国立オリンピック記念青少年総合センターのサイトへ)
※ 会場では,12:40までNPO法人日本緑化工協会開催の緑化工技術講習会が開催されています。本研究集会は,この緑化工技術講習会と同じ会場にて13:00より受付を行ないます。
参加費(資料代):一般 1,000円 学生500円 (事前申し込み不要です)
※ NPO法人日本緑化工協会の技術講習会に参加される方は無料です

プログラム

趣旨説明
山田 守 (日本緑化工学会 斜面緑化研究部会長)
基調講演
「斜面緑化の今後の方向性」  藤原宣夫(日本緑化工学会会長・大阪府立大学大学院)
話題提供(予定)
「斜面緑化における緑化目的・目標および評価方法はどうあるべきか」 吉田寛 (東興ジオテック株式会社)
「蓄積されたモニタリングデータから考える斜面緑化の評価基準」 橘隆一 (東京農業大学 地域環境科学部)
「これからの斜面緑化工事の進め方に関する提案」 山田 守 (日本緑化工学会 斜面緑化研究部会長)
自由討議
コーディネーター: 山田 守

問合せ

斜面緑化研究部会 山田 守 e-mail:yamada-mamoru(at)tcat.ne.jp ※(at)を@に直してください

--------------------
第42回大会研究集会
「法面における自然回復緑化施工後の植生管理の実態から考える緑化目標設定のあり方」

これまで斜面緑化部会では, 斜面緑化技術を単に侵食防止を目的とした「緑化」ばかりではなく, 自然景観の修復や自然生態系の回復など社会的要望の強い多様な緑化の実現, つまり法面防災と自然回復を兼ね備えた緑化を「自然回復緑化」として新しく位置付けするべく, 議論の場を重ねてきた。
しかし, 緑化工事の現場では, 自然回復緑化の普及は必ずしも順調に進んでいるとはいえない。
今年2月に行った公開シンポジウム「斜面緑化 の過去・現在そして未来」では, 多くの緑化工事で緑化目標が明確でなく, 設計, 施工, 植生管理が連動していない, 緑化工事の発注形態や成 績判定方法などに自然回復緑化を普及させるための「しくみ」が整っていない, 自然回復緑化は従前の法面保護工とは異なる枠組みでの位置付 けが必要という課題があぶり出された。
そこで今回は, こうした中から法面における自然回復緑化施工後の植生管理の実態について, 特に若手 技術者から報告していただき, それらの報告から緑化目標設定のあり方について議論する。

日時 : 2011年 9年12日(月)15:00〜17:00
場所 : 千葉大学西千葉キャンパス けやき会館 大ホール(千葉県千葉市)
話題提供者
橘 隆一(東京農業大学), 田中 淳(国土防災技術株式会社), 久保満佐子(国土技術政策総合研究所), 小林慶子(横浜国立大学), 細木大輔(農業環境技術研究所)
企画責任者
橘 隆一(東京農業大学)

--------------------

2011年2月開催

2011年公開シンポジウム 「斜面緑化の過去・現在・そして未来」(2011年2月1日開催)
--------------------
第40回大会 研究集会「法面自然回復緑化の現場をとりまく課題と今後の展望(III)」 −自然回復緑化の実施現場からの声−

自然回復(生態系復元),生物多様性保全,外来生物法,要注意外来生物(別途検討を進める緑化植物)など,法面緑化をとりまく情勢が急変したことにより現場では混乱が生じた。自然の早期回復を目指す法面緑化には,新たな技術の確立と社会的環境の整備が急務であり,そこで昨年の集会では,植生工の「検査基準」の現状を取り上げ,議論を行った。
今回は,切土法面で行われた自然回復緑化の実施例を,現場で実際に担当された方々から紹介していただく。リアルな苦労話や,そこで生じた問題点とその解決策などをもとに,今後に向けて議論を深めたい。

日時 : 2009年9月26日(土) 16:00-18:00
場所 : 淡路夢舞台国際会議場 レセプションホールB
話題提供者
基調講演
松江正彦(国土技術政策総合研究所緑化生態研究室) 「(仮題)道路土工指針の改訂と生物多様性」
話題提供
1.井上芳一(兵庫県豊岡土木事務所) 「(仮題)淡路夢舞台における造成地回復緑化 −岩盤斜面地緑化の現状と課題−」
2.田中賢治(国土防災技術(株)緑環境事業部) 「(仮題)現地採取種子を利用した自然回復緑化の現状と課題」
3.齋藤与司二(東京電力(株)建設部) 「(仮題)地域性系統苗を用いた自然回復緑化と管理について」
司会・進行
福永健司(東京農業大学地域環境科学部)
企画責任者
福永健司(東京農業大学),中野裕司(エコサイクル総合研究所),西澤睦博(フリー工業),山田 守(SPTEC・YAMADA),吉田 寛(東興建設)

--------------------
10.斜面緑化研究部会・積雪寒冷地緑化研究部会 第1回合同研究会
「積雪寒冷地における自然回復緑化」 〜地域生態系に配慮した“のり面保全”への取り組み〜
○日時:2008(平成20)年1月11日(金) 9:45〜19:00
○場所:とかちプラザ (帯広市西4条南13丁目,TEL:0155-22-7890)
○プログラム
午前の部:基調講演 午後の部:事例報告 総合討論 --------------------
9.斜面緑化研究部会 第9回研究会 「切土法面の緑化と自然回復に関する討論会」
○日時 平成12年4月22日(土) 13:00〜16:30
○会場 東京農業大学世田谷キャンパス(東京都世田谷区)

○話題 1.東京農業大学 福永健司
      「法面緑化における自然回復の現状と今後の展望」

     2.ライト工業 中野祐司 
      「現場技術者より見た切土法面に対する『自然回復』の問題点」
       −植物材料と工法の選定に関わる諸問題−

--------------------
8.斜面緑化研究部会 第8回研究会 「計画・設計者から見た法面樹林化」
○ 日 時 1998(平10)年1月20日(火) 13:00〜17:00
○ 会 場 東京農業大学グリーンアカデミーホール(東京都世田谷区)

○ 話 題 1.建設省における法面樹林化の現状と今後の課題
        森崎耕一(建設省土木研究所)
      2.道路公団における樹林化技術の動向
        小澤徹三(日本道路公団試験研究所)
      3.「コンサルタントが担当する緑化の設計」の内容と課題
         −事例的考察−
        栗本修滋(栗本技術士事務所)
      4.「法面の樹林化」−その意味から具体へ−
        山本紀久((株)愛植物設計事務所)

◎ 日本緑化工学会誌24巻1号(1998年8月発行)に記事掲載

--------------------
7.斜面緑化研究部会 第7回研究会 「復元目標に応じた植生管理 −防災機能が高い群落造成とその管理方法−」
○ 日  時 1996(平8)年11月6日(水) 13:00〜16:00
○ 会 場 農林水産省森林総合研究所(茨城県稲敷郡茎崎町)

○ 話 題 1.根系による崩壊防止機能
        阿部和時(農林水産省森林総合研究所)
      2.植生状況の変化が土砂流出に与える影響パターン
        小山内信智(建設省土木研究所)
      3.根系分布からみた崩壊防止機能に好ましい植生管理
        福永健司(東京農業大学農学部)

○ 討論司会 北原 曜(農林水産省森林総合研究所)

○ 見 学 会 研究会終了後,森林総合研究所の施設見学

◎ 日本緑化工学会誌22巻3号(1997年4月発行)に記事掲載

--------------------
6.斜面緑化研究部会 第6回研究会 「湛水面裸地における緑化工法」
○ 日  時 1994(平6)年4月21日(木) 13:00〜16:30
○ 会  場 東京農業大学グリーンアカデミーホール(東京都世田谷区)

○ 話 題 1.既設護岸の緑化工法の技術開発
        和田日郎(建設省北陸技術事務所)
      2.護岸緑化工法の提案
        −2種の護岸緑化工法による水際の緑化について−
        鹿田良男(全国SF緑化工法協会)

◎ 日本緑化工学会誌20巻1号(1994年8月発行)に記事掲載

--------------------
5.斜面緑化研究部会 第5回研究会 「斜面緑化工の最近の動向と課題」
○ 日 時 1992(平4)年1月31日(金) 10:00〜15:00
○ 場 所 番町グリーンパレス(東京都千代田区)

○ 話題提供 岩永安正(日本道路公団試験所)
        藤崎健一郎(建設省土木研究所)

--------------------
4.斜面緑化研究部会 第4回研究会 「播種工による早期樹林化の推進と課題」
○ 日 時 1990(平2)年12月21日(金) 13:00〜17:00
○ 場 所 東京農業大学グリーンアカデミーホール(東京都世田谷区)

○ 主調 播種工による木本植物群落の造成について
          山寺喜成(東京農業大学農学部)

○ 話 題 1.菊地富夫(東興建設(株))
      2.笹原則之((株)彩光)
      3.中野裕司(ライト工業(株))
      4.光永演允(日本植生(株))
      5.山本富晴(日特建設(株))


○ 討論司会 福永健司(東京農業大学農学部)

◎ 日本緑化工学会誌17巻1号(1991年8月発行)に記事掲載

--------------------
3.斜面緑化研究部会 第3回研究会 「斜面の土壌と樹木の斜面安定効果」
○ 日 時 1990(平2)年1月10日(水) 13:00〜17:30
○ 場 所 東京農工大学農学部福利厚生センター(東京都府中市)

○ 話題提供 塚本良則(東京農工大学農学部)
         日浦啓全(京都府立大学農学部)
         阿部和時(農林水産省森林総合研究所)
         原 敏男(農林水産省森林総合研究所)
        福永健司(東京農業大学農学部)

○ 討論司会 堀江保夫(農林水産省森林総合研究所)

◎ 日本緑化工学会誌15巻3号(1990年4月発行)に記事掲載

--------------------
2.斜面緑化研究部会 第2回研究会 「緑化工法の“多様化”について」
○ 日 時 1989(平1)年12月20日(水) 13:00〜16:30
○ 場 所 東京農業大学グリーンアカデミーホール(東京都世田谷区)

○ 話 題 1.緑化工法の開発に関する課題
        山寺喜成(東京農業大学農学部)
      2.台湾・香港における緑化工法の適用例
        安保 昭(東興建設(株))
      3.中近東における緑化資材の適用例
        山口達雄((株)泰正)

--------------------
1.斜面緑化研究部会 第1回研究会 「のり面の景観を考える」
○ 日 時 1989(平1)年11月18日(土) 13:30〜17:00
○ 場 所 京都私学会館(京都市上京区)

○ 話 題 1.景観デザインから見た斜面緑化
        東 集成(環研究所)
      2.CG(コンピュータグラフィックス)による景観予測手法と評価方法
        斉藤 馨(東京大学農学部)
      3.広域景観調査の一手法と対峙するのり面の処理について
        上路昭典(市民科学研究所)

○ コメンテーター 小橋澄治(京都大学農学部)
           吉田博宣(京都大学農学部)

○ 討論司会 森本幸裕(京都芸術短期大学)

○ 共 催 京都緑化研究会

◎ 日本緑化工学会誌15巻4号(1990年7月発行)に記事掲載

| このサイトについて | お問い合わせ |