生物多様性保全のための緑化植物の取り扱い方に関する提言2019
提言は日本緑化工学会誌第44巻4号(2019年5月発行)にて公開・発表いたしました。
委員長:今西純一, 委 員:入山義久,江川知花,川原田圭介,高橋輝昌,橘 隆一,則久雅司,
森川政人,山岸 裕,山田 晋,吉田 寛(五十音順)
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生物多様性に配慮した緑化植物の取り扱い方に関するガイドライン2023
本ガイドラインは日本緑化工学会誌第48巻4号(2023年5月発行)にて公開・発表いたしました。
委員長:今西純一, 委員:入山義久,内田泰三,江川知花,川原田圭介,橘 隆一,吉田 寛(五十音順)
(最新情報:2023年6月5日更新)
画像が各植物の情報 (pdfファイル)にリンクしています。
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ススキ 2023年5月9日 Miscanthus sinensis Andersson |
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ヨモギ 2023年5月9日 Artemisia indica Willd. var. maximowiczii (Nakai) H.Hara |
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メドハギ 2023年6月5日 Lespedeza cuneata (Dum.Cours.) G.Don var. cuneata |
緑化において地域の生物多様性に配慮することは益々重要になってきている。日本緑化工学会は2019年5月に「生物多様性保全のための緑化植物の取り扱い方に関する提言2019」を公表し,短期ビジョンとして「地域性系統の植物による緑化の推進」や「外来植物による緑化におけるリスク管理の実施」を挙げた。本研究集会では,これらのビジョンの実現に向けて2023年5月に新たに公表された「生物多様性に配慮した緑化植物の取り扱い方に関するガイドライン2023」について解説を行った。
ガイドライン2023は,生物多様性に配慮した緑化植物の取り扱いのあり方を示すことによって,政策立案者や発注者,計画・設計者,種苗供給者,施工者,植生管理者等の緑化関係者に参考となる資料を提供すること,また,現行の予算確保,発注〜施工等のプロセスの見直しや既存の手引きや指針等のアップデートを促すことを意図して作成されました。これらの目的達成の一助とするために,研究集会で使用した発表スライドと研究集会の動画記録を,本ウェブページに掲載いたします。なお,解説は要点のみを抜き出した参考資料であるため,引用する場合はガイドライン本体をご参照いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。
生物多様性保全のための緑化植物の取り扱い方に関する提言2019」(2019年提言)について、新提言が必要になった背景や,新提言の意図を参加者と共有し,提言を実現するためにこれからとるべき行動について考える。
まず,今西が新提言の構成にしたがって,緑化植物の取り扱いに関する経緯や,緑化植物に関する現状の問題とその背景要因,生物多様性保全のための緑化植物の適切な取り扱いの実現に向けたビジョン(1つの長期ビジョンと2つの短期ビジョン),学会の役割について解説し,新提言の概要や要点を説明する。次に,吉田が短期ビジョン1「地域性系統の植物による緑化の推進」に必要なアクションについて,江川が短期ビジョン2「外来植物による緑化におけるリスク管理の実施」に必要なアクションについて,具体的な例示を交えながら解説を行う。最後に,新提言の実現に関して参加者と意見交換を行い,推進体制やスケジュール,留意事項等を検討することによって,学会として取り組むための基盤づくりを行う。
提言2019,ガイドライン2023を起草した緑化植物問題検討委員会,緑化植物委員会は 会則第34条3項に基づく臨時委員会であるため 今期は設置されていません。
本件に関するお問合せは日本緑化工学会事務局、お近くの役員等へお願いいたします。